メンバー管理
メンバー管理の概要
管理画面にログインして日常業務を行うメンバー(スタッフ)の登録、編集などの管理が行えます。
また、あらかじめ「権限管理」メニューで権限の設定登録をしておくことで、ログインメンバーそれぞれに対し、ショップ管理画面内でどのような操作を許可(操作権限付与)するかを指定した運用ができます。
メンバー管理画面
初期状態ではログインユーザー1名が初期メンバーとして「システム管理者」の権限で登録されています。
この初期値で用意されている「システム管理者」権限のメンバー1名はシステムの維持に必須のメンバーですので、削除はできません。
【メンバー登録・編集 設定項目】
- 名前
- 所属
- ログインID
- パスワード
- パスワード(確認)
- 権限
- 稼働/非稼働
権限は先に「権限管理」のメニューから設定登録しておく必要があります。
「権限管理」マニュアルページ
また、EC-CUBEの権限は「システム管理者」と「店舗オーナー」に2グループしか登録されていませんが、この権限グループを新たに追加するためには「マスタデータ管理」のメニューでDBにグループを追加することで対応が可能となります。(登録手順を後述しています)
「マスタデータ管理」マニュアルページ
「権限管理」のメニューから権限を設定登録すると、メンバー管理のメンバー登録編集画面の権限項目に設定登録した権限が表示されるようになります。
メンバー登録 参考例
メンバー管理の運用例として、新たな管理グループとそこに属するメンバーを登録する場合の手順をご説明します。
ここで登録するメンバーは下記の条件とします。
【メンバー登録条件】
1.商品管理のみ操作可能なメンバーを1名登録する。
2.権限名は「商品管理部」とする。
権限名の登録(マスタデータ管理)
初期状態では、「システム管理者」と「店舗オーナー」の2つしか権限名が登録されていませんので、新たに「商品管理部」を登録します。
管理メニューの「設定>システム情報設定>マスタデータ管理」を開き、プルダウンから「mtb_authority」を選択します。
初期値の権限名が、
- ID=0、Name=システム管理者
- ID=1、Name=店舗オーナー
の2つが登録されています。
ここに、新たに「商品管理部」という権限名を追加します。
ID=2、Name=商品管理部
と入力して登録します。
【ご注意】
IDは絶対に重複した番号を使用しないようお気を付けください。
権限設定
権限設定メニュー内のプルダウンに「商品管理部」が追加されていますので選択します。
次に「商品管理部」の権限に対し、アクセスを許可しない管理メニューのURLを登録していきます。
この設定例で「商品管理部」に与える権限は「商品管理」のみですので、管理機能メニューの「商品管理」メニュー以外のすべてのメニューへのアクセスを「拒否(禁止)するURL」として登録します。
URLを1行登録するごとに「行追加」ボタンで行を増やし、それを繰り返して拒否するURLをすべて登録していきます。
【アクセスを拒否する管理メニューURL】
- 受注管理=/order
- 会員管理=/customer
- コンテンツ管理=/content
- 設定=/setting
- オーナーズストア=/store
【ご注意】
URLは必ず「/」から登録します。
これで「商品管理部」の権限に対し、拒否するURLの登録ができました。
次に、メンバーを登録します。
メンバー登録(メンバー管理)
メンバー管理で「新規登録」をクリックしてメンバーの登録をします。
【新規メンバーの登録例】
- 名前・・・・・・テスト 太郎
- 所属・・・・・・商品管理部
- ログインID・・・ログインID(英数半角文字)
- パスワード・・・パスワード(英数半角文字)
- パスワード(確認)
- 権限・・・・・・プルダウンから「商品管理部」を選択
- 稼働/非稼働・・・稼働をチェック
メンバー管理が完了すると、一覧に新しいメンバーが表示されます。
現時点はシステム管理者権限でログインしていますので、一度ログアウトしたあと登録したメンバーIDでショップ管理画面にログインしてみます。
新しいメンバーIDでログインしたとき、管理画面内のメニューが「商品管理」のみになっていればOKです。
これで「商品管理部」に属するメンバーはEC-CUBEの商品管理しか操作ができなくなりました。
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ワンポイント
セキュリティ確保のため、同じログインIDをスタッフ間で共有するような運用は極力避けることが重要とされています。
複数人の担当スタッフがいる場合、内容に応じてグループ分けした権限を用意しておき、各グループのスタッフには個別のアカウントを発行するような運用をご検討ください。
また、退社したスタッフのアカウントは必ずその時点で削除し、常に必要なだけのアカウントを管理することをおすすめします。